2020イカメタル3rd

2021年3月22日

今期3回目のイカメタルが催行となりました。

今回も出船が危ぶまれておりましたが、釣りに出れて何よりです。

イカメタル大好き、ねぎです。

 

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いろいろあって、今回はビギナーさん2人(職場の同僚)がお供することになりまして。

この2人、釣り自体もあんまりやったことが無くて、タックルすら持ち合わせてないっていうような状況です。

本当に何も知らないまっさらなビギナーさんですから、どこから手を付けたらいいのか……ってな具合ですね。

ことにオフショアともなると、当日の天候如何によっては釣り自体が中止になってしまうことも屡。

何かと初期投資が必要なオフショア釣行ですから、いろいろ用意した末に欠航とかなってしまうと難儀ですしね……。

【長門エリア、6月26日(金曜日)、実釣21:15~翌2:30、曇り、小潮、水温22.0℃、月齢5.4】

 

ということで、いつものようにWINDYを確認していたのですが、数時間毎にころころと予報が変わっていくっていう、なんとも予測の立ちにくい状況。

船長とも何度か連絡を取らせてもらったのですが、どうなるか微妙……っていうお返事。

先のビギナーさん2人は行く気満々になっていますが、船が出ないことにはどうにもならないのでね……。

 

行きたいってな話を持ちかけられた際にLINEのグループを立ち上げ、簡単なイカメタルについての説明なぞを連投。

たぶん2割も理解できないだろうなぁ……なんて思いつつも、説明しないよりはしていた方が良かろう、と。

オフショアに際しては、「船が出ない(釣りができない)かもしれない」、「船が出たからといって確実にたくさん釣れるとは限らない」、「釣れなくてもお金はかかる」ってなところだけは何度も念押し。

なにせ行きたいって言いだした動機が「買うよりも安くたくさんイカが食べれる」みたいな感じでしたのでね。

「お金払ったのに買うより高くついた」みたいに言われたら適いません。

 

たまたま船長がレンタルタックルを新調されたっていう情報を耳にし、1タックル1000円で貸し出していただけるってことでしたので、ビギナーさん2人はそのタックルをレンタルすることになりました。

ライジャケも秀星さんからお借りし(いつもありがとうございます多謝多謝)、スッテの類はねぎさんのものを自由に使ってもらうこととしました。

ビギナーさん2人は、お金とクーラーボックスだけ持ってくるっていう身軽な感じで釣りができる準備が整いました。

 

前日、船長に連絡しましたが夕方時点でもなかなか微妙な感じだったみたいで……「出てみないと正直分からないところもありますが、いくつかポイントがありますので、波が高いようなら波が立ちにくいポイントに回りましょう」ってことで出船確定!

当日、妙に忙しかった1週間の仕事が何とか終わり、家に帰って道具を車に積み込み、急いで義父の待つ宇部を経由し、通の旭丸さんへ向かいます。

20時半には全員集合、道具の積み込み、乗船名簿記入も終わり、20時45分には出船となりました。

今回は大人8人、子供1人の計9人でチャーターです。

船長、よろしくお願いします。

 

今回も20分くらい船を走らせてポイントに到着。

アンカーを打って、集魚灯オン!

心配していた波風ですが、予想以上に穏やかであります。

これならビギナーさんも安心!って思ってたんですが、なぜかビギナー2人は集合前に焼き鳥をたらふく食べた挙句、酔い止めも飲んでないっていう謎な状況で乗船したらしく、早々に船酔いを起こしてます。

船長には全くのビギナーってことをお伝えしてたこともあってか、存分にサポートしてくださいまして、2人のうち1人(O君)はほぼ船長にお任せ状態(ありがとうございます)。

もう1人(T君)をねぎさんがサポートしながら釣り開始です。

 

水深は約50m、スッテは赤/白、赤/緑のスタンダードなカラー、ボトムからの誘いあげで先日は釣れてたってことで、とりあえず前者に倣えであります。

割と早い段階で義父さんが船中ファーストヒットの1ハイ目を釣りあげてぼ抜け、さあ続け!と頑張りますが……なかなかイカが遠い……。

 

昨日は大雨だったとのことで上潮は真水に近いらしく、潮汐の状態も合わさって、潮がぶっ飛んでます。

20号でスタートしたんですが、かなり流されてしまってミヨシの仕掛けがトモの人と絡んでしまうことも多々。

25号にウェイトアップ、それでも流されていきます。

幾らか誘ったら仕掛けを回収して流し直し、ってしてないとすぐにオマツリ。

何度かボトムを取り直しているうちに、ようやくねぎさん赤/緑でぼ抜け(でっかい!)。

とりあえず釣れたので一安心。

 

25号でも流されてしまうので、30号のナス錘で胴突き風の仕掛けに変更。

30号でようやくラインが制御できるような感じです。

船中、なかなか渋い状況ですが、ヒットカラーは赤/白みたいな感じ。

 

ぽろり、ぽろりと拾っていくような我慢の釣り。

前半はイカ自体も薄いのかヒットが遠く、潮も流れがきつすぎてなかなか釣りが難しい状況が続きました。

T君、O君もほどなくしてイカを釣りあげ、ちょっとテンションが上がったみたい。

T君は船酔い絶頂、1ハイ釣っては吐いて休憩、ってのを繰り返してます。

その傍ら、前回たくさん釣れて調子に乗ってたH君は、殺気が立ちすぎているのか、なかなかぼ抜けならず。

暫く悩んだ末にH君ようやくヒット、船長も全員の釣果写真を撮影できて、安堵の表情です。

 

少しずつ潮が緩んできて(それでも速い)、だいぶ仕掛けがコントロールしやすくなってきました。

上潮を嫌っているのか、イカはなかなか浮いてこず、船中のヒットレンジはほとんどが底に集中しているみたい。

途中で何回かカラーを変えて様子を見ていましたが、やはり赤/白が強いような感じ。

トモの方では黄色も当たってたみたいですが、ねぎさんは結局最後まで黄色では釣れませんでした。

 

潮が緩んだのを見てねぎさんちょっと仕掛けに行きますが、風が急に強くなって船が煽られ、ラインが船の下に潜り込んでいきます。

これはいかん、と回収しようとしましたが、ふわっと消える重み……約50mほど出てたメインラインがぷっつり。

仕掛けを作り直して再スタート……と思ったんですが、風が吹いてる中でごそごそ仕掛けを作り直してたのもあってか、いざ落とそうと思うとラインがガイドに巻き付いて絡んでロックしてます。

懸命に解こうと頑張りましたが、結局無理と判断して仕掛けの作り直しを決意。

ラインを切ってガイドに絡んでいたPEを抜こうと強めに引っ張ると……。

あああああああああああああああああ!

折れないと信じていたチタンティップが折れた!

替えのカーボンソリッド#1も持ち込んでいましたが、「継ぎ替えて、たくさんのガイドに糸を通して、リーダー結んで、仕掛け作って……」って考えただけで心も折れてしまいました。

 

予備タックルとして持ち込んでいたスピニングに持ち替えます。

赤/白が当たってたんですが、先のロストした仕掛けに赤/白のスッテを使ってて、ビギナー2人に貸し出したのもあったりで、自分用の赤/白がない……。

心機一転、スッテのカラーも全て変更、赤/黄、赤/青、緑/緑ってな感じで投入。

この頃にはだいぶ潮が緩んできて、20号でも底が取れるような感じになってきてました。

 

ボトムを取ったのち、ふわりとロッドで持ち上げて、上げた分だけラインを回収。

仕掛け全体がフワフワと漂うような雰囲気を演出。

ボトムから広くスピーディに誘えるのはスピニングの強みですね。

ロッドもイカメタルにしては軟調ってこともあり、自然に漂う感じが出てたような気がします。

で、このフワフワと赤/青がドハマり。

赤/青のみにヒットが集中。

両隣の義父さんとT君に赤/青のスッテを押し付けて釣りをしてもらうと……見事にヒット!

スピニングに持ち替えてからは赤/青にしか当たりません。

カラーを変えた途端にヒットが続くっていう体験を得たT君、LINEグループで流してた情報「スッテはいろんな色を用意しておいた方がいい」の意味を理解できたみたいです。

 

釣り方もそれなりに分かってきたのか、ビギナー2人もぽつぽつと釣ってます。

って安心してたら、突然船長の大声……。

何が起こったか少しの間理解できなかったんですが、O君がレンタルタックルを海に流しちゃったみたいで……。

さすがにコレはやばい……LINEグループでいろいろ教えてたけど、「タックルを海に落とすな」とは教えてなかった……。

優しい船長、いろいろと苦悩の末に「申し訳ないんですが、タックル紛失となると全額弁済ってことになっちゃってですね……請求しても大丈夫ですかね?」なんてねぎさんにお伺いを……。

船長も初めての体験だったみたいで、仲間の船長さんに相談してくれたみたいです。

さすがにタックルなくされて弁済もなし、ってわけにはいかないですからね。

こればっかりはどうしようもありません。

O君、痛い出費になってしまいますが、これも勉強……って撃沈してたら、トモで釣ってたTBTさんが「釣れたよー!」とタックル回収の旨!誠か!

電子部品を含むカウンターリールですが、さすがに水没ともなると大ダメージ(電子部品を含まないリールも水没させたら駄目よ)。

電源が入らずカウンターは使えない状態になってしまったのですが、優しい船長、「タックルは戻ってきたんで、リールの修理代だけもらってもいいですか?」と。

O君としてみれば不意の出費が幾分か抑えられたってことで……。

「カウンターは使えないけど、とりあえず釣りはできますよ」ってどこまで船長優しいんでしょうね……。

 

船長の計らいもあり、ちょっとだけ延長戦。

後半に数を稼がせてもらいまして、たぶん船中20-40ハイみたいな感じの釣果だと思います。

多分なトラブルもありましたが、帰ってこれて良かった……。

 

3時過ぎに帰着、ちょっとだけ船長とお話して散会であります。

船長、大変お世話になりました。

荷物を車に積み込んで、義実家へ戻ります。

いつものように大きな態度で寝室をお借りして昼前まで爆睡(笑)。

 

起き抜けのコーヒーを義母さんにいただきまして、ゆっくりと釣果を眺めます。

今回は前回の反省をもとに、クーラーボックスの容量を大幅にアップ。

で、氷も大量に要りそう……ってのもあったり、冷気は下に行くから上に氷があった方が良い、とか。

いろいろ考えた末に、今回からペットボトル氷でやってみようってなことを画策していてですね(冷凍庫も買ったしね!)。

 

60リットルのクーラーボックスには、プラかごに結束バンドを通して積み重ねられるようにした入れ物を自作(TBTさんから教えてもらいました)。

かご4段重ね×2セットが綺麗に収まります。

下3段にイカを入れて、いちばん上のかごには500mlのペットボトル氷を4本(きれいに4本収まります)。

十分に冷気が保たれててイカもひんやり、ペットボトルの氷も溶け切らずに残ってました。

こちらには割と小型のイカを放り込んでいきましたが、水分もきれいに抜けてますし、イカも比較的綺麗な状態が保たれてました。

35リットルのクーラーボックスには冷えキントレー。

クーラーのいちばん下に薄い保冷剤を入れて、その上にトレー。

いちばん上のトレーには500mlのペットボトル氷を7本。

こちらのトレーには大きめのイカを並べてましたが、こちらも氷は解け切ることなく、余分な水分も発生せずに綺麗に保冷されていました。

防府まで持ち帰って夕方までトレーにイカを載せてましたが、まだイカのギラギラ?(黒い粒が点いたり消えたりするアレ)が残ってました。

スルメを2ハイだけ沖漬けにしてみたのですが……まずくはないんですけどね、なんだかイマイチ。

お刺身の方が格段に美味しかったように思います。

スルメは干したり焼いたりする方が美味しいのかもね。

しおん君が沖漬けを干したら美味いって言ってたので、今度はそうしてみよう。

 

いろいろありましたが、ビギナー2人は楽しんでくれたのかな?

同船してくださった方のうちおひとりはずいぶん遠方から駆けつけてくれたみたい。

久しぶりのイカメタルだったみたいで、勘を取り戻すのに少し時間がかかったとのことでしたが、ほどほどに釣れたってことでご満足いただけたようです。

ご都合があえばまたご一緒しましょう。

予定ではあと2回。

いまのところ出船率100%ですのでね、地味に嬉しいです(笑)。

残りの2回も無事出船できるといいなぁ……。

 

閲覧ありがとうございました。

【釣り人としての在り方】
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