水のある場所、とは。釣りをする環境について考える。
今日から新年度の業務がスタートです。
新人さんたちを目にしましたが……
なんだかフレッシュさに欠くよね、ねぎです。
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さて、先日ツイッターから飛び込んできた話題。
【秋穂の池が釣り禁止になったらしい】
ツイッターの凄いところは、こういった情報がリアルタイムに、かつつぶさに拡散されてしまうところです。
情報が回ってきたのが4月1日でしたので、エイプリルなんとかだったらなぁ……とか思ってもみましたが……
【つりをしたりしてはいけません】
良いですね?日本語は解りますか?釣り禁止ですよ。
今までずっとグレーゾーンでした。自身も釣りをすることはありましたが、かなり気が引けていたのは事実です。
これで名実ともに【釣りをしてはいけない場所】となりました。
残念な気持ちがあると同時に、なんだか不思議なんですが、ちょっとした【安心感】も覚えています。
過去記事を漁ると、昨年の10月を最後に自身はこの池には出向いていないようですが、道路に面している池であるためアクセスは抜群、比較的良型も混ざる、というなかなか「釣りをする」ポイントとしては魅力的な池でした。
が、約1年くらい前頃から空き地にロープが張られたりといった「締め出し」の雰囲気が現れ始め、池の真横に展開される飲食店のリニューアルも手伝い、その池の周囲は「釣りをする」ことがやや憚られるような印象を受けたのを鮮明に覚えています。
自身がこの池に行かなくなった理由の大きなものがコレであり、言ってしまえば、それ以前から釣りをすることを歓迎されているような雰囲気ではなかったと感じておりましたし、今回、釣り禁止の措置が取られたことに関してもなんら不思議には思っていません。
以前よりこの池はマナーが悪いなぁと思う節がありまして、釣行の度に必ずゴミを見つけるので、拾って帰っておりました。
駐車場(と呼んでいいのか?)は空き地風ではありますが飲食店の駐車場との看板もありましたし、飲食店の前の舗装された場所なんかは明らかに店舗の駐車場です。
脇路にクルマを停めることも可能ではありましたが、はたして停めても良い場所か?と聞かれるとかなりのグレーゾーンです。
随分前からこの池を管理するおじいちゃん(って呼んでいいのか?)とお話をする機会が何度かありました。
「別に釣りがいけんとは言わんけどね、ツル(ライン)を捨てられると、草刈機に巻きついて大怪我するけぇの。」とおっしゃられていました。
ちなみに、このおじいちゃんにはねぎから声を掛けさせてもらっています。
話が転々としますが、ねぎの思い描くバサーのイメージ……
【無口】【挨拶をしない】【なんか「近寄るな・話しかけるな」っていう雰囲気を醸す】【怖そう】【サングラス】【つばの大きなキャップ】【タバコ】
なんだかオカッパリで有名なアノ人みたいになってしまいましたが、概ね【感じ悪い、ガラが悪い】です。
こんな人に積極的に声を掛けようなんて思うじいちゃんはたぶん居ません。
こんな時代ですから、身の安全を考えると、こういう悪そうな輩からは距離を取ったほうが身のためです。
で、何が言いたいか、ってことなんですが。
【この池、何のための池か知ってますか?】
これに尽きます。
実はこの知らせを聞いた後に、思うことをツイートしていたのですが、下関に釣りに行かれた方からリプライされまして、「唐戸市場前が釣り禁止になりました。釣り禁止の看板、駐車場のバリケード、常夜灯が消される、という措置が取られています。複数人で確認していますので、間違いないかと思います。」との情報が寄せられました。
【釣り人としての在り方】にも記載してありますが、そもそも日本国内に存在している【水辺】という環境は、概ね「釣りをすること」以外の目的が主であると言って過言ではありません。
釣り人が「野池」と呼んでいるものは、ほぼ「農業用貯水施設」です。
「ダム湖」なんていうのは、「生活用貯水施設」です。
「漁港」なんかは、「漁師さんが船を繋留したり、漁獲物の処理をしたりする場所」であり、「港湾施設」なんかは「貨物船等による積み荷の上げ下ろしのための施設」です。
敢えて「釣りのための水辺」を上げるとすれば、「管理釣り場」くらいなものでしょうか。
目的があって貯水しているわけですから、その貯水池を汚されたり、目的外の理由で占有されたり(管理者のじいちゃんを邪魔者扱いしてみる、とかね)すれば、管理者からすれば「邪魔者を排除したい」と考えるのは何の不思議もありません。
下関唐戸市場周辺も然り、割と市場関係車両なんかが行きかいますので、車を停められたら邪魔になるでしょうし、釣り竿を振り回されれば身の危険を感じるかもしれません。
先日も、都心での釣り禁止措置(隅田川)が話題になりましたが、あれもまた「釣りをする人以外への配慮を欠いた結果」でしょう。
水辺には、本来より存在している【理由】というものがあります。
釣り人は、たまたまそこにいるサカナを釣るために現れた【害人】です。
【居なくていい人】なんです。
勘違いしてはいけません。
これ以上、釣り人の地位を下げてはなりません。
【釣りの未来を考える】でも既に私感を述べていますが、このままでは釣りが出来る環境はなくなってしまいます。
非釣り人の意見にしっかりと耳を傾け、非釣り人と釣り人が共存できる環境を残していかなければなりません。
幸いにも、われわれ人間には「話し合う」という手段があります。
釣り人が邪魔者であると自覚し、釣りをさせて頂いている場所の管理者に感謝の気持ちを携え、自分たちが未来の釣りをするために何が出来るのか?何をしてほしくないのか?といった意見を窺う姿勢が必要になってきます。
間違っても優位に立とうとしてはなりません。
先に述べた【感じ悪い・ガラの悪い】人たちとは話をしたくないでしょう。
それでも何かを伝えてこられるってことは、相当に迷惑しているはずなんです。
文句を言われたから殴り返した、とかもう最悪も最悪(どこやらで聞いたことがありますね……)
【私から釣りをする自由を奪わないでください、お願いします】
閲覧ありがとうございました。
【釣り人としての在り方】
こちらも宜しくお願いします。
ディスカッション
コメント一覧
グレーゾーンな釣り場は上関にもあります。
常夜灯同士でロープを張ってる漁港、アジングは良いかも?ですが、サビキは禁止な漁港など…
管理者からすれば、どんな釣り人が来てるのか気になるのは当然です。
漁師に挨拶もしない様な無神経な輩が増えると、不愉快になるでしょうからね…
ゴミ捨ては論外ですが、漁師とコミュニケーションが取れてる漁港は理想的ですね♪
漁港などであれば、漁師さんなどに当たりますね。その施設を主として使用している方々が、気軽に「ものを申せる」関係を築いておくってとても大事なことだと思います。
最悪の展開になる前に、「○○してほしい、してほしくない」といった話し合いが出来れば、もしかすれば最悪の展開を回避できる可能性がありますから……。
一昔前は誰しもが気軽に出来ていた「あいさつ」をすることから始められないでしょうかね……。