オリジナル?アジング用ワームを自作する(覚え書き)

2021年3月22日

バイオベックスさんにお世話になっております故、ライトゲームは「ドラゴンテイル」なわけですが。

ドラゴンテイルが強い状況ってのは間違いなくあるんですが、ドラゴンテイルだけじゃ対応できない場面があるのもまた然りです。

ないなら作ろう、ねぎです。

 

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頭の中にイメージは概ね出来上がっているので、あとはそれを形にするだけです。

とはいえ、ワーム作りなんて初めてですのでね、色々調べるところからですね。

極々簡単に言えば、型を作ってワームの素材を流し込んで固める、っていうだけです。

大分するとハンドポワードとインジェクションの2通りみたいです。

型作りが簡単なのはハンドポワードかな?(ちょっと語弊のある言い方ですけどね、どちらにも一長一短あります)ってことでハンドポワードにします。

 

とりあえずはオス型を作らないとね。

ということで、割り箸を彫刻刀やリューターを使って削っていきます。

油粘土で成形っていう方法もあるんですが(こちらはメス型からオス型を抜き取るのが簡単)、変な拘りっていうか、妙な完璧主義者みたいなところがあって、型が綺麗に作れないのにワームが綺麗に出来るはずがないっていうアレです。

というのと、後のメス型成形で使おうと思っている入れ物にオス型を移さないといけないんですが、この時に絶対崩れるよな、ってので割り箸です。

……と思っていましたが、新素材発見!

これ!スタンプ用の消しゴム!

まぁまぁの大きさがあって100円です。

ちょっとコツが要りますが、長めの定規を当てて、真っ直ぐにカッターで切ってやれば……。

こんな感じで割り箸っぽい太さになります。

割り箸(木)だと、どうしても硬さがあるため、後の石膏型から抜き取るときに石膏にダメージが出ちゃうことが多いんですね(オス型の形状による)。

ほんの少しですが消しゴムの方が柔らかく、石膏から抜き取るときのダメージが少ないように思います。

ちなみに、割り箸よりも柔らかいため加工は容易で、微調整もサンドペーパーなんかでできちゃいます。

 

ということで、理想的なワームの形になるように消しゴムを削ります(オス型の制作)。

ハンドポワードはその成形特性上、1面がフラットになりますので、それも考えた形状にしないといけません。

あと、メス型から抜き取る時に、上面の方が下面より小さい形状だと抜けませんので注意(▽→〇、△→×)。

最終的には出来上がったワームをカッターなどで微調整したりしますので、細かいディテールなんかは無視してしまうっていうのもひとつの手です。

メス型を作ります。

オヨメのオモチャ(レジン型)を拝借します。

実はレジンでメス型が作れないかなぁとか思って試してみたんですが、上手く出来ませんでした。

先達は偉大ですね、ということで石膏を使います。

まずはオス型を入れますが、フラットな面を下にします。

自分はオス型の下に石膏が入り込むのが嫌なので、フラットな面に糊を付けて貼り付けました。

 

思ってたよりも石膏の粘性が高いです。

オス型に軽く石膏が被る程度の少量をまずは流します。

細かい部分やオス型の縁などに石膏が入り込まず気泡が出来てしまう可能性がありますので(かなりの確率で細かい部分に気泡ができます)、爪楊枝などでオス型を撫でるようにしながら隙間を潰していきます。

隙間が潰せたら残りの石膏を流し込みます。

割と早くに固まってしまうので、手際よく!

ちなみに石膏は安いやつで十分、自分は2キロで500円くらいのを買いました。

石膏液の作り方は袋に書いてあるはずなんでそれを参考にしてね。

自分のは石膏20gに対して水17cc、この量でオヨメのレジン型にちょうどいい量が出来上がります。

固まるのに30分という速さ!ありがてぇ。

オヨメのレジン型はシリコン製なので、石膏型が綺麗に取り出せました。

まずは気泡などが無いかを確認します。

変な気泡などがあって綺麗にワームが作れないような雰囲気なら諦めてもう一回作りましょう。

 

かなり苦労しますが、石膏を出来るだけ崩さないようにオス型を抜き取ります。

石鹸水を塗っておくと外れやすくなるとかいう情報もありましたが、石鹸水の付着した部分は石膏が固まりません。

かなり小型なワーム作成には不向きでした。

オス型が抜けたら再びチェック、変な気泡がないか、型が崩れていないか。

メス型はそのままワームの形になってしまいますので、綺麗にワームが作れないような雰囲気ならあきらめてもう一回作りましょう。

 

ここから暫く画像が無いんですが、両手が塞がってて写真なんか撮ってられない状況でした。

石膏型の微調整(削ったりゴミを取ったり)を行い、水で洗って少し浸しておきます。

 

ワーム素材の準備です。

今回は石膏型にひとつの穴しかありませんので、溶けた素材は少しだけあればいいので、自分は捨ててもいいスプーンを使いました。

使用後は洗って使おう!っていうような感じにはなりませんので、捨てる覚悟でよろしく。

 

不要なワームをハサミなどで細かく切っていきます(この方が溶けやすいです)。

アジング等のライトゲーム用のワームでもいいですが、シーバスやブラックバス用の大きなワームの方がたくさん作れます。

カセットコンロを準備し、ワーム素材をスプーンに乗せて極々弱火で炙ります。

かなり臭いのと、明らかに身体に悪そうな煙がでてきますので、換気は十分に!

炙りすぎると焦げますので、火から外したりしながら火加減を微調整してね。

これがねぎさん仕様のスプーンと適当な棒(バーベキュー用の金属製の串)です。

スプーンや棒などはワーム素材でベタベタになり、それなりの熱さになりますので、いざという時にどこかに置けるようにしておくと良いです。

ねぎさんはダメになったメス型(石膏)を熱くなった道具置き場にしています。

 

ワーム素材をスプーンの中で適当な棒で掻き混ぜつつ(あんまり派手に混ぜすぎると気泡が出来ちゃう)、石膏型をいい感じの位置に置いておきます(水で濡れてた方がいいけど、水滴が残ってないように)。

適当な棒を伝わせながら石膏型に溶けたワームを流し込んでいきます。

直ぐに冷えて固まるので「冷えた時のための余分な盛り」は不要です、ピッタリ流し込みます。

素材が不足しているとワームが痩せてしまいますし、素材を盛りすぎると文字通り盛り盛りになってしまいます。

ねぎさんは適当な棒が金属なのをいいことに、ほんの少しだけ多めに盛って金属の棒で上面を均して平らにする方法を思いつきました。

例え失敗したとしても再び溶かしてしまえばいいので、あんまり失敗を気にせずにガツガツやってしまいましょう。

 

流し終えたら、石膏型のまま水につけます。

冷えてペロンと剥がれるので、出来上がったワームの平らな部分を下にして、少し休ませます。

型からはみ出てたり、ディテールの不具合(うまくオス型が抜けなくて石膏が崩れた所)なんかを修正します。

カッターなどで上手に切り取ります(コツを掴むまで練習!)。

出来ました!

いろんな色がありますが、焦げたりなんだりで出来た色ムラです。

素材は全て同じ色なんですけどね……。

 

なかなかいい感じです。

もう釣れる気しかしないですよね!

プロトもプロトなんで写真がモザイクだらけですが、形を含めてそのうち公開出来るかもしれません。

バイオベックスさんに売り込みに行ってきます(笑)。

 

閲覧ありがとうございました。

【釣り人としての在り方】
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