【インプレ】シマノ(SHIMANO)15ストラディック(STRADIC)C2000HGS
またまたインプレ記事です。
今回はシマノの15ストラディックC2000HGSです。
アメブロ時代でも検索頻度が非常に多いタイトルですね。
WP側でもエントリーしておきます。
こんにちは、ねぎです。
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先の15ストラディック4000HGMにも書きましたが、撥水防水技術であるコアプロテクトやHAGANEギアと呼ばれる鍛造ギアの採用など、ダイワがマグシールドを発表したあたりからリール界に変化が訪れ、シマノは同基軸にて機種の底上げを図ることとなりました。
良くも悪くも、ダイワとシマノは互いを意識しながら、徐々にリールの進化を進めています。
ねぎの持つリールのラインナップを見てもわかる通り、ねぎはシマノ推しです。
ダイワはアバンギャルドでメディアに強く、先進的な雰囲気を醸すのがすごく上手だと思います。
が、実際にリールを手に取った時の質感や製品としての完成度はシマノの方が堅実な線を行っているような印象を受けます。
まぁここらは好みの問題ですし、別にダイワが嫌いってわけでもありませんのでね。
(ダイワのなんだか安っぽいメッキ調の色味と、太いベールアームは好きになれない……)
……シマノの広報はお世辞にもあまり上手ではないよね……少し残念です(;´∀`)
さて、今回は15ストラディックC2000HGSです。
これを手に入れた時はまだ16ストラディックが発売される前だったわけですが、後になって判明するレアニウムの後継機という事実を思うに、12レアニウムと比較検討したのはあながち間違いではなかったかと思うのです。
15ストラディックC2000HGSを入手するにあたり、先行して購入していたヤマガブランクスのメンバーズ限定ロッド、ブルーカレント73TZナノプロフェッサーに適合する機種を探しておりました。
既にレアニウムは09と12のC2000Sを所有しているため、とりあえずブルーカレント73TZナノプロフェッサーに装着して振ってみたのですが、どうも先重り感が強く出ましたので悩んでいました。
◆シマノ(SHIMANO)15ストラディック(STRADIC)C2000HGS
C2000HGSの簡略スペック(C=コンパクトボディ、HG=ハイギア、S=シャロースプール)
◆重量:200g
◆ドラグ(実用/最大):2.0/3.0(kg)
◆糸巻量(PE):0.6号150m/0.8号110m/1号80m
◆最大巻取長:ハンドル1回転79cm
◆ベアリング:6/1
ハンドルはねじ込み式、I字ノブを採用しています。
堅実というか、無難というか、デザインはかなり落ち着いた雰囲気です。グイっとそそり立つようなローターの形状に少し違和感を覚えましたが、既に慣れてしまいました。
スプールには「C2000S」の表記しかありませんが、リールフットにはC2000HGSと表記されています。こちらもマレーシア産ですね。
先にも書きましたが、合わせたロッドはヤマガブランクスのブルーカレント73TZナノプロフェッサーです。詳しくはブルーカレント73TZナノプロフェッサーのインプレ記事に書こうと思いますが、当初メバルでの使用を想定していましたが、かなり強いロッドに仕上がっていますので、シーバスなんかが掛かっても十分に戦えてしまいます(タモ必須)。
一応当初の目的通り、メバルでのプラッギングをメインの使用想定としていましたので、リールの番手は2000番と決めました。
本当はノーマルギアが欲しかったのですが、1000Sを買ってC2000Sのスプールを買い増すというのはちょっとね……ということで、妥協のHGSです。
ラインはデュエルのアーマードフロロ+0.3号150m、ゴールデンイエロー、リーダーにフロロを結んでいます。
ブルーカレントに載せてルアー(3.5g)を投げてみます。
ロッドに載せてみての印象、悪くない。ほどほどに手元に重心があります。
ルアーを投げてみての印象……重ッ!
比較対象が12レアニウムC2000S(165g)なので、差分は35g。
Gフリーボディ採用ってことだったので、もう少し体感は軽めかなと思ってましたが…キャストの支点がロッドではないため、リールそのものを振り回しているので、こういった重量感を感じたのだと思います。振り切った最後にズシッと手元に重さが残るんです。
今となっては慣れてしまったので特段違和感は感じておりません。
12レアニウムではリールそのものが軽量ということもあり、振り回した時の負荷は小さくて済むのですが、何分先重り感がありますので、全体としてのタックルバランスを考えると15ストラディックで正解なんじゃないかと思ってます。
実釣に移行します。
巻き始めが重いです。巻き取り長があるので糸ふけなんかはささっと回収できるのですが、初動の重さはやはり気にはなるところ。
ことにメバルなどではスローな展開が多いので、レアニウムで慣れていた自身としては少し違和感を感じました。が、一旦巻き始めればスルスルと心地よく回収できます。ローター自体の慣性もあり、巻いて使う分には効果的な印象です。
同タックルにてブラックバスでのスモールプラグで使用してみましたが、巻きの釣りでは非常に使いやすい印象を受けます。
購入前、店頭でリール単体で巻いてみましたが、1000SもC2000HGSも2500Sもさほど巻いた感じに違いはありませんでした。
さすがに2500Sはボディサイズが異なるので、ずしっと重量感がありますよ。あくまで巻いた印象です。
ハイギアってのも幾らかは関与してるとは思いますが、大きな要因はローターの重量による慣性だと思います。
レアニウムや16ストラディックのクイックレスポンスシリーズで得られる初動の軽さはありませんが、それらとは一線を画し、がちっとした剛性感を感じます。
HAGANEってたぶんそういう感じの方向なんでしょう。確かにシッカリ感はかなりあります。
機関がきっちりと纏まった一つの塊のような印象です。
60cm級のシーバスを同タックルにて捕ってますが、レアニウムでも問題なく対応できるものの、ドラグを出されるような場面ではレアニウムではやや心許ない印象。対し、15ストラディックではがちっと固めたボディからドラグのみが働いてラインを放っているような感じ。
確かに重量感はありますが、ライトゲームだけにとどまらないような使い方(大きなメバルを狙っているとか、シーバスも捕りたいとか)をしたいのであれば、15ストラディックの方が適正かもしれません。
巻いた感覚は、レアニウムがサラサラとした巻き心地なのに対し、15ストラディックはヌメっとした感じ。重厚感とでもいうか、機関があるべくようにしてキッチリと噛み合って動いてるような感じ。先のひと塊のようながっちりとした印象ですね。
嫌いじゃないですよ、この巻き心地。
このリールを手に入れたタイミングが年末セールとちょうど被さっていたので、おおよそ定価の4割引きで購入できました。
この値段でこのパフォーマンスなら、買って損はなし。
欲を言えばラインナップを増やしてもらえると……ノーマルギアのC2000Sが欲しいです(;´∀`)
7フィートより長ければ程よいバランスだと思います。
それより短いなら、16ストラディックなど、軽いリールを選択した方がロッドバランスとしては良さそう。
闇雲に軽ければいい、といったもんじゃないと思わせてくれたリールでした。
閲覧ありがとうございました。
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