【ワシの頭の中】vol.2 魚が口を使うということ
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さて、ワシの頭の中の2回目ですが、「魚が口を使うとは」について考えてみようと思います。
魚種にもよるんですが、なにがしかの対象に対して、魚が起こすアクションは概ね3種に限られます。
①口を使う
②体を使う
③逃げる、隠れる
この3つです。
多くの魚においては、人間と違って「手や足」がありません。
何かしらの対象に対して積極的に何か行動をしようとした場合、魚が使えるものは「口か体」になります。
例えば、人間の場合、顔の周りを蚊が飛んでいたとして。
全く気にしない人は何もしないでしょうが、うっとうしいなと感じた人は手で振り払ったり、頭を振って逃避したりするんじゃないでしょうか。
例えば、人間の場合、何か入れ物の奥底に探し物があったとして。
手を突っ込んでごそごそするか、上にあるものを別の場所に移動させたりして、目的のものを手に取りませんか。
これを魚がやろうとした場合。
何かうっとうしいなと思うものが近くを漂っていた場合、口で咥えて他に移動させるか、体当たりして別の場所へ追いやるか、ということになります。
ちょっと別の視点から。
魚が釣れたっていう状況を考えるに、おおまかに3種類思い浮かびます。
①餌と思って食べる(餌釣り、ルアー釣りなど)
②縄張り、威嚇に相当するもの(ルアー釣り、鮎の友釣りなど)
③不可抗力(各種釣りのスレ掛かり、ギャング釣りなど)
他にもあるかも知れませんが、魚が釣れるのはだいたいこんな感じじゃないでしょうか?
さて、ここで考えるのは、魚が口を使う場面です。
魚を釣ろうとした場合。
❶餌として魚に認識させる。
❷邪魔者として認識させて口(体)を使わせる。
この2つのどちらかを利用します。
ギャング釣りはここでは扱いません。
いわゆる「魚のバイト」と呼ばれるものは、この2つの性質を利用したものであります。
❶はいわゆる食性のバイトと呼ばれるものですが、幾らかの種類があると考えています。
概ね餌と思って口を使っていますが、確実に餌と認識してから口を使う魚と、とりあえず口に入れて餌かどうかを確かめる魚というのが居ます。
魚によって行動が異なりますが、それらの対象魚によって前者を狙うのか後者を狙うのか、により釣り方が変わってきます。
これについては、また別の機会に。
❷は威嚇や邪魔者を排除するための行動です。
いろいろ考えてみますが、ぱっと思い浮かぶのはブラックバスでしょうか。
ブラックバスは食性に限らず、威嚇や邪魔者の排除のために口を大いに使います。
ルアーの種類が多岐にわたる独特の世界観は、これによるところが大きいのではないかと思います。
海水魚にも威嚇行動は多く見られますが、それを利用した釣りというのはあまり思い浮かびませんね……。
もしかしたら、近い将来、こういった釣り方も開拓されるかもしれません。
「魚が口を使うということは」について考えてみました。
魚は食べるためだけに口を使うわけではありません。
何かを確かめたい、興味がある、排除したい、などなど。
魚の行動を知ることは、魚を釣るためのヒントに溢れています。
似て非なる「口を使わせるためには」についてはまた別の機会に考えてみようと思います。
次回は例によって何を書くか全く決めていません。
気が向いた時に何か書いてみようと思います。
【ワシの頭の中】vol.3 (執筆中)
閲覧ありがとうございました。
【釣り人としての在り方】
こちらも宜しくお願いします。
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コメント一覧
数年前にデイの祝島へ渡った際、鯵の群れに遭遇しました。
アミパターン?だったらしく、ほぼスルーされましたが…
そんな中でも1%位の鯵は反応してくれました。
残り99%が反応する釣り方を見つけないと、爆釣はできません…
それがナイトアジングなら…
魚が居ないのか、釣り方が合ってないのか…判断は難しい(笑)
(^_^;)
アジは概ね食性のバイトだと思っています。
詳しくは別の記事に書こうと思いますが、アジが餌を餌として認知するための要素、というのが重要な気がしています。