ベイトアジング、エステルラインシステム再考

2021年5月22日

ベイトタックルを使用してのアジングを始めて1年くらい経ちました。

素人にちょっと毛が生えた程度ですが、少しはベイトアジングが出来るようになりました。

今回はベイトアジングをする上でのラインシステムについて考えるよ、ねぎです。

 

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まず前提として、ねぎさんはスピニングもベイトも使います。

どちらが優れているとか、メリットデメリットみたいな論議がいつの日も存在しているスピニング/ベイトアジング(というかソルトベイトフィネスかな?)ですが、どちらも楽しいです。

ベイトリールの技術躍進により、ねぎさんみたいな素人でもアンダー1gがベイトタックルで投げられる時代になりました。

ラインも種々さまざま、使い方によって好きなものを選べるほどに多数存在します。

スピニングではエステルラインを使用しているのですが、エステルの使用感をベイトタックルにも取り入れたい、そんな記事です。

これから述べていくことはあくまでもねぎさんの主観でありまして、絶対正しいなんてことではありませんので、何かの参考程度に聞き流して貰えると有難いです。

 

ベイトアジングを初めた当初はPE一択でしたが、いろいろ変遷しながら現在に至っています。

使用するロッドはオリジナル、リールはアルデバラン(スプール径Φ32mm)→アルファスエア(スプール径Φ28mm)であります。

 

スピニングでのアジングでは市民権を得たエステルですが、潮馴染みの良さや適度に沈む比重、細さ故の水中での直進性や風への対応力、程々の伸縮率による感度の良さなどなど、軽量リグを扱う上で求められる特性がいい感じに纏まっています。

ベイトでエステルを使用してのアジングとなると、ドラグの性能(直進強度の問題)であったり、ベイトタックル特有のバックラッシュ(トラブル時の修復の困難さ)であったり、致命的な弱点を露呈してしまう場面が少なくありません。

 

軽量リグを用いたアジングではその操作性などからエステルを好んで使うのですが、ベイトリールでの使用に於いては致命的なトラブルの発生が即釣り終了という事態になってしまうため、かなり神経を使わないといけないのが本音です。

「ベイトリール エステル」などで検索すると幾らか紹介されていますが、ロングリーダー風に使用するっていうのは割に理にかなっていると思っていて、それを推奨するログです。

自身も下巻きにPEを設定し、エステルを長めに、そして先端のみフロロリーダーというシステムを採用しています。

具体的には、PE0.3号ハンドル60回転(約45m)+エステル0.3号30回転(約22.5m)+フロロ1号50cmといった感じ。

自分の行くポイントはけっこう水深があったり、キャストした分だけ水中に斜めに入るラインも考慮してたりで、エステルが結構長めに設定されています。

システムが破綻するのはほぼエステルとフロロリーダーの結束部で、リーダーを結び変えたりするうちにエステルも少しずつ短くなっていってしまうので、ってのも理由だったりします。

 

エステルは各製品により随分と性格が異なっている印象があり、同一の太さであっても、伸縮率や張りの強さ、しなやかさなど、かなり差があります。

同一商品であれば線径の太い方が直線強度が増し、硬く張りが強くなる傾向にあります。

現在使用しているアルファスエアの場合、スプール径が小さいこともあり、張りの強いラインではラインの弾性でスプール内で爆発してしまうことがあります。

キャストだけでは特に問題にはならないのですが、着水時のサミングが遅れるとスプール内で爆発、またスプールフリーにしてリグを送り込むような場面でも軽量リグであったり風の影響だったりでラインテンションが抜けると容易にバックラッシュしてしまいます。

 

幾らか太めの糸の方が良いかなと当初は鯵の糸ナイトブルー0.5号を使用していたのですが、張りが強すぎてバックラッシュが頻発。

暫くの間試験的に運用していましたが、先に述べたようにどうにも操作性に違和感を感じてラインを変えてみることにしました。


◆サンライン(SUNLINE) エステルライン ソルティメイト 鯵の糸 240m 0.3号

スピニングで一時期好んで使っていたラインです。

少々耐久性が心許ない感じではありますが、他のエステルに比べるとかなりしなやかさに富む印象です。

 

「アジングでベイトタックルを使うメリット」なんてことは完全に無視してて、全く考慮していません。

ベイトだと「太い糸が使える」だとか言われますが、軽量リグを使用する状況では太いラインを使用することのデメリットの方が大きいように思いますし、軽量リグだと先に書いたように糸が出ていかずにスプールで大爆発ってな状況になります。

ベイトリールに細糸を使用するという状況に違和感を覚える方も少なくないと思いますが、リグの操作性を最優先し、スプール馴染みを考慮して0.3号を巻きました。

ちなみにエステルは0.5号でもスプールとボディの隙間に糸が入り込んでいくアレは発生しますので、0.3号にしたところで問題は変わらないので……。

 

ジグ単での飛距離はブレーキ6設定で0.8gでハンドル23回転(約17m)、1.2gでハンドル28回転(約21m)くらい飛んでます。

ちょっと風が強いと糸が浮いてしまうので、安全圏で釣りをするなら飛距離を少し我慢してブレーキ7設定くらいで(エステルはPEよりも少しブレーキ強めた方が安定する気がします)。

実用での使用でもだいたいこんな感じなので、少しレンジを入れたりすると下地のPEが出てきますが、ほとんどエステル部分で釣りをしているような感じです。

軽量リグを送り込むときのスプールフリーの状態で爆発してしまうのをいちばんの問題に感じていましたが、しなやか系0.3号とすることで糸の浮き上がりは見られなくなり、過度の神経を使わなくても良くなりました。

また、ベイトリールの構造上どうしても糸が出ていくときにスプールにテンションが掛かった状態になるのですが、そのラインを放出している状態でのバイト(アタリ)の感知もかなりの精度で捉えることができています(ベイトアジングでの最大のメリットはこれですよね)。

水中でのリグの操作性みたいなことを言えば、エステルの強みっていうのは軽いリグでこそ活きてくるような印象で、シンキングPEとはまた少し違う気がします。

 

ちなみにですが、バックラッシュしてしまうのはベイトタックルを使用している時点で避けられない問題ではあるのですが、エステルでのバックラッシュはかなり厄介です。

軽症ですらラインにダメージがあったり(キンクの発生)、解くのに難儀したり……。

ちょっときつめにバックラッシュするとほぼ再起不可能です、自分は素直にラインを巻き替えることにしています。

また、巻き替えた直後はスプールに糸がなじんでないので、気を付けないと即座にバックラッシュ……ってこともあります(巻いたら少し時間を置いておくと良いかも知れません)。

実際問題、エステル部分は約20mですので、今回使用している鯵の糸は240m巻きですから12回分くらいは巻き替えることができます。

自分はタックルボックスにパッケージごとラインを入れてます。

 

アジングにおいてラインの選定は個人的にけっこう大事な部分だったりするんですが、ベイトでのアジングを「ベイトアジング」として成立させるのか、それともスピニングと同じ土俵に立って「アジング」と捉えるのか、それによってラインシステムの在り方や考え方もいろいろになりそうです。

「ジグ単こそ至高」って思ってたりするので、水中でのリグの操作性ってのは個人的にかなり優先度が高くなりますのでね。

ベイトタックルでもエステルを使いたいって方の何かの役に立つと嬉しいです。

 

閲覧ありがとうございました。

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