【ワシの頭の中】vol.1 サカナの基本的な特性

2021年3月22日

すっかり寝てしまいまして、釣りに行けませんでした。

朝は起きれたので海を見に行ってみましたが、実に平和な海況。

気分転換にはなりました、ねぎです。

 

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さて、頭の中第1回ですが、釣りに関連するいろいろを考え始めると、どうにも複雑な要素が多過ぎて、何から書けばいいのか解らなくなってしまいます。

ので、取り留めもなく、だらだらと書いていこうかと決心しました。

DSC_4040.JPG

何から書こうか、というのが専ら苦手な課題でして、小学生の頃から作文の1行目を書くのにかなり時間のかかるヤツでした。

釣りのいろいろを考えるにして、とりあえずは魚釣りですから、魚のことなんかを考えてみようかな、と思います。

 

生物にはホメオスタシスと呼ばれる、ある一定の状態を保持しようとする機能が備わっているのが通例です。

魚もまた例外でなく、一定の状態を保とうと行動しているように見えます。

一定の状態を保とうとする、というと少々難しい言い回しなんですが、基本的な概念として魚類は変温動物とされていますので、一定の状態を保つためには、一定の外界環境が保たれていることに依存する場面も多くあるわけです。

ホメオスタシスでいうところ、外界の状態の変化に応じて魚の調子が変じてしまうということですので、一定の機能を保つために一定の水質を求めている、ということになります。

気温の変化や降雨など、水質を変化させる要因はいくつもありますが、これらの変化を基本的に嫌う、というのが魚にとってのホメオスタシスであると考えています。

 

アクアリウムなんかをやってる人はピンとくるかも知れませんが、極少量の水量しかない水槽という環境は、魚にとって致命的な環境変化を生じさせる可能性が高いので、水合わせと呼ばれるプロセスを踏むのが通例です。

餌金とよばれる金魚を餌に使用していたような時もありましたが、餌キープ用の水槽から対象魚水槽へ、水温が2~3℃違う水槽に放り込んだだけで仮死状態に至ったこともありました。

魚にとって、水質の変化というのは、カラダの変化に直結しています。

 

魚釣りとは無縁な様相になってきましたので、少しだけ釣りに絡めていきます。

なぜこんなことを書いているか、っていう理由ですが、魚を釣るためには、まずは魚の行動を予測しなければなりません。

魚はどこにいるのか、を考えましょう。

 

魚の行動を観察してみると、大きく2種類に分けれるんじゃないかと思ってます。

ひとつは、海流・潮流など、潮(水)の動きに合わせて移動する魚。

もうひとつは、岩・海藻などといったものに定位し、あまり動こうとしない魚です。

厳密にはこの2種だけに大別できないのは重々承知していますが、考えを進めていくうえでこの2種にしておきます。

 

移動する魚は、基本的に水質に依存していることが多いです。

回遊魚と呼ばれる魚に多いかな、と思います。

アジなんかがこれですかね。

自分に適した水質を求めて、生息する場所を移動しています。

アジが一定の群れを作り、それが一定のレンジに溜まっているのは、水質(と餌)に依存している可能性が高いと思われます。

変温動物とはいえ、泳ぐことで幾らかの熱量を発しますので、もう一つの動こうとしない魚と比べると、常に何かしらエネルギーを補給する必要があります。

積極的に捕食行為を繰り返していますので、餌の存在は重要なわけです。

 

対して、あまり動かない魚は、変温動物特有のエネルギー消費量の少なさを活かしています。

水質の変化を我慢する代わりに、エネルギーを使わないようにしています。

カサゴなんかがこれに近いですかね。

岩などのストラクチャに依存し、身を隠すようにしながら身を守り、近くを通りかかった餌を捕食します。

回遊魚に比べると、積極的に餌を探して動き回らない代わりに、見つけた餌に対する執着は段違いです。

 

とりあえず1回目はここまで。

魚がどうしてそこにいるのか?を考えるきっかけになれば幸いです。

魚が居ないことには魚は釣れませんのでね。

 

次回書く内容は決まっていません。

思いついたままに書きます。

では、良き釣りライフを('ω’)ノ

 

【ワシの頭の中】プロローグ

【ワシの頭の中】vol.2 魚が口を使うということ

 

閲覧ありがとうございました。

【釣り人としての在り方】
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