【ワシの頭の中】vol.3 ジグヘッドとワームと流れ
久し振りにワシの頭の中やります。
今回はジグヘッドリグについて考えます。
うまく説明できるかな、ねぎです。
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ジグヘッドリグっていうと概ねライトゲームなイメージですが、シーバスのワームで使われるようなちょっと重めのジグヘッドも同様の考え方で使っています。
バスではジグヘッドワッキーなんていう使われ方もしますが、今回はそれについては言及しません。
分かりやすくするために、ライトゲームのワームを使った釣りを基軸に考えてみましょう。
アジやメバルを対象としたライトゲームの主軸ルアーのひとつとなるジグヘッドとワームですが、種々様々な形状や重さ、材質など、実に多くのものが販売されており、手にすることが出来ます。
サカナの基本的な動き方についてはvol.1で話したような感じなんですが、アジのような回遊型のサカナも、カサゴのようなストラクチャ依存型のサカナも、同じくして【同じ外的環境を保つように行動している】ように見えます。
極々長期的な観点で言えば、季節の移り変わりなどによってその生息域を大きく移動しているのですが、短期間の観点では基本的に【動かない=同じ環境に依存する】ことがサカナにとって安全かつ生存率を高めることとなります。
海や川なんかでは、【流れ】が生じていることが殆どで、サカナはその流れの中で同じ位置にステイすることを基本としているように見えます。
つまり、流れに流されないように、流れに頭を向けて泳ぎ続けているということです。
サカナにとって、捕食という行為は、被捕食の危険を伴う可能性がある一大事であります。
出来るだけ動かず、出来るだけ安全な方法で捕食を行います。
生物の基本的な行動本質ですが、まずは命を繋ぐこと、死なないこと、が最優先事項です。
死んでしまう危険性が高いのに捕食には行きません。
前回、【口を使う】という場面について考えましたが、捕食はその名の通り、餌として口にしている可能性が非常に高いですから、餌のようにルアーが存在していることがサカナに口を使わせるために重要です。
遊泳力の低い餌は流れに流されてしまいますが、ほどほどに遊泳力のある餌は、やはりその場に留まろうとしていますので、流れに対して頭を向けていることが殆どです。
食物連鎖にも見て取れるように、その位置づけは異なりつつも、捕食と被捕食の関係性にあり、そして同時に恒常性もその多くが持ち合わせています。
さて、前置きが長くなってしまいましたが、アジとメバルは捕食の形態が違います。
同じワームで釣ることは出来ますが、そのワームの操作の仕方は似て非なるものです。
詳細はまたアジとメバルに分けて考えてみようと思いますが、今回やりたかった話は、先に述べた【サカナは流れに頭を向けている】という話。
ジグヘッドとワームを組み合わせたリグは、基本的にラインに引っ張られるように泳ぎます。
上の図の通りですね。
流れが無ければ、ラインに引っ張られて真っすぐに泳ぎます。
そこに流れが加わるとこんな感じです。
ラインやリグは当然流れを受けますので、横に流されていきます。
細分化してみると、リグ自体も流れを受けていますので、リグも方向を変えようと応力を受けます。
こうなりますね。
同じジグヘッドに長さの違うワームを付けてみたとしましょう。
横からの流れを受けた場合、ジグヘッドのアイの部分を基点として、ワームが流れを受けます。
ワームのボリューム(特に長さ)の違いは流れを受ける面積に直結しますので、①よりも③の方が流れを受ける力は強いわけです。
本当はジグヘッドの重さとラインの材質と太さっていうのがとても重要な要素なんですけど……。
簡素に言えば、ジグヘッドの重さは縦方向の速さを決める要素です。
重ければ速く沈みますから、重さによっては流れを受けるよりも強い力で縦方向に移動しようとしますし、軽ければ流れに負けてどんどん流されてしまい、縦方向の移動が無いままになってしまうかも知れません。
で、これで何が言いたいかということなんですが、リグ(餌)を捕食しようとするサカナは、その餌が本物であるかどうかを見分けに来ています。
不自然な動きをするリグには口を使わないっていう状況に出会ったことはありませんか?
先述の通り、捕食される餌もまた恒常性に従って流れに負けないようにその場に居続けようとしますから、流れに頭を向けていることが多くあります。
リグの向きが潮の流れと大きく異なっている場合、サカナはそれを不自然なモノとして捕らえ、餌と認識しない可能性があります。
アジは餌を追い、メバルは餌を待ちます。
リグの流し方だけで釣果が変わってきてしまいます。
リグを餌に見立てようとするとき、流れに対してどのような姿勢で泳ぐ餌を演出するのか、というのをイメージしておくと良いかも知れません。
ワームでの釣りに限定して言えば、ワームの向きと進行方向が噛み合わないだけで釣れないっていう渋い状況は多く体験しています。
水中でリグがどのような姿勢をとっているか、というのを気にかけるだけでいろいろ見えてくるものがあるかもしれません。
餌も泳いでいる、っていうお話でした。
次回は何を書こうかな……やはり何も決めていません。
気分が乗ったときに何か書くと思います。
【ワシの頭の中】vol.4 執筆予定
閲覧ありがとうございました。
【釣り人としての在り方】
こちらも宜しくお願いします。
ディスカッション
コメント一覧
デイでは比較的キビキビ動かし、ナイトはなるべく動かさない…ってのが、主流ですね♪
流れがあれば潮上を向き、潮が止まれば方向がバラバラになる…
居ないのではなく、向きがバラバラなので気付かれ難くなる…
レンジキープは難しいですが極端な話、浮き付けて釣れるレンジにワームを垂らせば潮止まりでも釣れると思ってます(笑)
浮きアジング、流行らせますか?(笑)
(*´・∀・)
アジに関してはレンジはすごく大事ですね。
厳密に流れが無いってことはほとんどないと思いますが、ワームの向いている方向にかなりシビアなアジが居るのは間違いないと思います。
浮きアジング、おおいにアリだと思います。