チタンティップのベイトアジングロッドを作らせてもらっています【2/2】

2021年7月13日

お話を頂きまして、チタンティップのロッドを作らせて頂きました。

いろいろとありましたが、サックリと記事に仕立てていきます。

素人ビルダー、ねぎです。

 

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ということで、無さそうで無かったベイトのアジングロッド、しかもチタンティップで、っていうのを作らせてもらってました。

前回はリールシート、グリップ周りを加工しました。

ここまでの経過はこちらの記事を読んでね(ブログリンク)

DSC_0395.JPG

一緒に預かっていたアルファスエアを組み込んで、フロント寄りから撮影です。

DSC_0396.JPG

エンド側からも撮影。

全体的に落ち着いた色味、シンプルなデザインに仕上がっています。

 

話は前後しますが、ブランクスの全長、チタンティップの全長などを考慮し、リールシート位置やガイドセッティングを組み立てていきます。

DSC_0391.JPG

概ねの概略図です。

チタン部は215mmくらい、ブランクスはだいたい1700mmくらいあります。

なんだかんだで、最終的なレングスは1940mm、だいたい6フィート4インチってところで決まりました。

理屈で考えた配置を元に構想。

チタン部に少しガイドを寄せて、トップから70-75-80-160-200-250-260-270って具合でセッティング。

DSC_0393.JPG

ブランクス部分は黒、チタン部は薄ピンクでスレッド巻きです。

毎度毎度、スレッド巻きは嫌いな作業なんですが、やってるうちに慣れてきますね。

余り糸なんかがぴょんぴょんと飛び出した仮組みの段階で、リール(ライン)をセットし、建具に固定してベンドを調整していきます。

ベイトロッド特有、フットが低いガイドを用いていることもあり、セッティングは概ね予測通りで問題なし。

むしろ、予想以上に綺麗なベンドを描いてくれていて自画自賛したくなるような感じです。

エンド側から0-60-120-180°と4つのガイドでスパイラル配置、星秀さんとの協議の結果、右にスパイラルするようにセッティングしてあります。

ブランクスへのライン干渉も見られず、誠に良いセッティングです。

 

暗闇の自宅駐車場にて、2gのジグヘッドをリグり、慣れない軽量リグでベイトキャストを暫し繰り返します。

抜けもまずまず、変な引っかかりも見られないので、これで行こうと決意。

Point Blur_20190105_002918.jpg

最後の微細なセッティング(ガイドの向き)の調整を終え、いよいよエポキシでラッピング。

自作フィニッシングモーターを駆使して、ガイドにエポキシを盛り、ドライヤーの微温風で気泡抜きをして完了。

 

このあとブログを書いて、硬化待ちの間に釣りに出かけて、朝には帰ってくるっていう強行。

ひと眠りして、昼前にはしっかりと硬化。

建具にラインを結び付けて、ベンドを撮影します。

なかなか綺麗に曲がっていますね。

もっとしっかりと曲げこむことも出来るだけのパワーも持ち合わせております。

 

駐車場にて1gのジグヘッドをリグり、試し投げ。

マグブレーキの調整が色々とアレですが、自分の拙い技術でも1gが飛ばせるので、まぁ秀星さんなら楽々キャストは出来るでしょう。

 

完成を秀星さんに報告。

きっと楽しみにしてくれているはず!との思いで丁寧にやりつつも少し急ぎ気味に作業を進めておりましたが、すぐに取りに来てくれるっていうお返事。

嬉しいですね、楽しみに待っていてくださいました。

せっかくなので、キャストしてみて貰ったりなんだり、ちょっとした使用感とか、外観の感想とか、まぁいろいろ聞きたいじゃないですか。

こんなこと言うのもアレなんですが、材料もなにもかも所有は秀星さんであり、自分はただ預かってビルドしただけなんですが……ロッドに愛着が湧いているんですよね。

娘をオヨメに出す気持ち(の軽いバージョン)みたいな感じ。

ってことで、実際にキャスト出来る場所で待ち合わせです。

DSC_0400.JPG

わざわざ足を運んで頂きました、ありがとうございます。

プロジェクト立ち上げ時より「ファンキーベイト丸」ってネーミングでしたが、そのまま名付けられたのかな……?

概ね気に入っていただけたようです。

きっとインプレを書いてくれると思うので、その時を待ちましょう(笑)

DSC_0401.JPG

ちなみに1gは楽々キャスト、0.5gもほどほどに飛距離出てましたね。

リグの操作感もアリって感じらしいです。

後は実際にサカナのアタリがどのように出るか、を体感してもらえると……。

ということで、納品を終えてお別れした後に上関方面へアジを求めてお出掛けになられているようです。

 

ご用命、ありがとうございました。

できる範囲での手直しなどはやろうと思いますので、その際にはお声掛け頂ければと思います。

 

閲覧ありがとうございました。

【釣り人としての在り方】
こちらも宜しくお願いします。

 

工作ロッド,工作

Posted by ねぎ