車載用ロッドホルダーを作る

2021年3月22日

やり始めると楽しくなってしまいますね。

工作が楽しい時期になりました。釣りにも行きたいのですが……

工作は雨が降ってても出来ますのでね(*´з`)

熱しやすく冷めやすい、ねぎです。

 

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先日納車になりましたN-BOXなんですが、日常的な足になってもらうとともに、釣り車になっていただきたく、いろいろと思いを馳せていたところでございます。

このN-BOXというクルマ、もう1台所有しているプレマシーよりも車高が高く、室内広々、トランクはやや狭め、といったところなんですが、なかなかに使い勝手が良さそうです。

が、やはり長尺となりがちな釣竿をどのように載せるか、というのは釣り人共通の悩みであり、ねぎもまた同様に悩んでおりました。

軽自動車ということもあり、車幅がかなり狭いので、96のシーバスロッドなんかはトランクに収まらない(-_-;)

まぁ世の中には便利なものがありまして、天井ルーフに取り付けられるロッドホルダーなんてものがあるんですね。

前々から気になっていたところではあるのですが……

クルマを買うときには上記のINNOのロッドホルダーを買おうと思っていたのですが、クルマをいざ買うっていう段階で、オヨメサマの強い希望でサイドエアバッグ(とカーテンエアバッグ)付きのモデルを選択することとなりまして……

サイド(およびカーテン)エアバッグ付きの車種には取り付けはしないでください、って注意書きがあるんですよね。

事故はしない!なんて保障はどこにもありませんし、万一横から突っ込まれてエアバックが展開せずに保険金が支払われず子供が死んでしまうとかいう最悪の展開だけは避けたいとの思いもあり、泣く泣く諦めることにしました。

 

が、やはり釣り車として機能させるためには、ロッドが載らないことには話にならないので、「事故した時にはエアバッグが展開する程度の脆弱性を持ち合わせたロッドホルダー」を目標に自作することを心に決めました。

DSC_1498.JPG

◆クレトム インテリアバー KA-30 2本

◆㈱ハイロジック SUS304 ステンレス巻きパイプ 外径Φ16mm×長さ910mm 2本

◆ダイソー 滑り止めマット 1枚

あとは細々とした道具たちが材料です。

DSC_1501.JPG

まずはステンレスパイプに滑り止めマットを巻き付け、釣り糸(ナイロン2号)で縫います。

中央の滑り止めは、後にクルマのアシストグリップ(メーカーによって名前がまちまち。HONDAでは「グラブレール」っていうみたいです)に括り付けますので、滑らないための加工になります。

また、前後の滑り止めは、インテリアバーを懸架する際の滑り止めとともに、太さの調整を兼ねています。

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後部座席のアシストグリップです。本来であれば、インテリアバーをこのグリップに直接引っ掛けて、前後の各グリップに2本渡して使用するのが想定された使い方のようですが、それだと少し間隔が広くなりすぎて、2ピースロッドが載せられないんですね。

ちなみに、今回購入したインテリアバー(KA-30)ですが、一番短くした状態でぎりぎりアシストグリップに掛けられないほどの長さがあります。

全く車の車幅など確認せずに購入したのですが、やはり計測は大切ですね。今回の想定した方法ではかつかつ収まるくらいの長さでしたので使用することが出来ましたが、危うく使えないところでした。

購入前には適合を見られることをお勧めします。

DSC_1503.JPG

で、こんな感じで括り付けてしまおうという魂胆です。アシストグリップの位置だとインテリアバーが長過ぎて掛けられないので、ステンレスパイプの位置は必然的にアシストグリップの外側となります。

実際にクルマを見てみると分かるんですが、至る箇所が膨らんでたり引っ込んでたりと、意外に起伏に富んだインテリアです。

A型なもので、グラグラしたりするのがあんまり好きでないので、前後のアシストグリップを繋ぐようにステンレスパイプを渡して固定してやろうかと考えていたのですが、Bピラーの部分にぼこっと膨らみがあって、まっすぐにバーを通すことは不可能でした。

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結束バンドで固定します。これだけでも割とぐらつきは少ないのですが、やはり前後差があります(パイプの中央で固定していません=上の写真参照)ので、ロッドを載せた時に前垂れする懸念がありました。

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こちらが後端。少しわかりにくいですが、パイプ端は内装に干渉しています。いわゆる「これが装着できる一番後ろ側」というところです。

都合良く、パイプ端が下方に押し下げられるような内装形状になっていましたので、あえて少し干渉させて前垂れを防ぐような具合に調整しています。

それでも前垂れするようであれば、ここに何か詰め物をしてさらに下方に押し下げるように加工しようかと考えていましたが、今のところ大丈夫そうです→前垂れしてきたので改善しました。

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でこちらが前端。ちょうどこちらもBピラーの膨らみの手前あたりです。干渉するまでには至りませんが、ギリギリですね。

多少上方への遊びがありますので、先述した前垂れへの懸念解消のためには好都合です。

適当に買ってきた910mmのステンレスパイプがこれほどまでにぴったりとは……ねぎ有能(*´з`)

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で、左右ともに固定が終わりましたら、インテリアバーを滑り止めマットで加工した部分に懸架します。

先述していますが、アシストグリップの外側に固定したステンレスパイプの位置で、インテリアバーがぴったり収まるほどの車幅です。

インテリアバー購入の際にはサイズを確認しましょう。

いやしかし、かなりノープランで進めた割には何もかもがぴったりサイズで収まるという奇跡でございます。

DSC_1508.JPG

実際にロッドを載せてみました。

1ピース、2ピース、スピニングやベイトなど、いろいろ載せてみましたが、いい感じで載ってます。

 

部品加工、取り付けに要した時間は、意外に短く1時間ちょっとというところです。案外簡単に仕上がりました。

今回はドライバーすら使用していません。一切工具を使わずに完成しています。

経費もインテリアバー 602円×2本(送料除く)、ステンレスパイプ 330円×2本、滑り止めマット 108円(実際使用したのは1/4程度)と約2000円で完成してしまいました。

INNOの格好良いロッドホルダーがネット価格で13800円(+取り付け金具1000円くらい)と考えると、破格のコストダウンです。

 

実際に取り付けをしてから1週間くらい経っての感想。

思いの他頑丈です。目標としていた「事故した時にはエアバッグが展開する程度の脆弱性を持ち合わせたロッドホルダー」であるか不安です。壊れないような気がします。それくらい頑丈そうです。

2ピースロッドはロッドベルトで束ねておきましょう。クルマの振動で脱落します。

全てのロッド共通で、振動によりカチャカチャとすごく音が鳴ります。バーに固定すれば良いのでしょうが、面倒臭いので今のところ放置しています。

※追記→音鳴りを改善すべく、改造を施しました。

1ピースロッドは出し入れがしにくいです。インテリアバーが比較的上方に配置出来たので、人がクルマに乗っても頭に干渉しないのは良いことなんですが、逆に言うとバーの上のクリアランスが狭くなっていますので、バー上方からの出し入れはベイトロッドでなければ面倒くさいです。

INNOのロッドホルダーのように、バーの下方にホルダーがあればこのような悩みは生じないのでしょうが……。

 

実際に取り付けをしてから2週間くらい経っての感想。

少し前垂れしてきました。やっぱり緩んでくるみたいですね。

レゴブロックデュプロ(青)を滑り止めマットで巻いて、例の箇所に詰めてみました。

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 完璧です。想像通りに前垂れが改善されました。

ちなみにこんな部品も売ってあります。後方のインテリアバーにこの部品を固定すれば、出し入れに関する不便な部分はすぐに解消できてしまいそうです。

これだけで4000円しますがね……(;’∀’)

閲覧ありがとうございました。

 

【車載用ロッドホルダーの音鳴りを改善するための加工ブログ】はこちら

 

【釣り人としての在り方】
こちらも宜しくお願いします。